大きなサバよみ

いまだにネイティブスピーカーとの会話に戸惑います。
問いかけられたことに返答はできるけれど、自分から話題を出すことができません。

(文法が間違っていたらどうしよう、発音がおかしかったらどうしよう・・・・・)

そう思うと、何かを問われても「イエス」「ノー」「本当?」「そうなんですか」などの
短い言葉だけで終らせてしまう悪いクセがあります。

今日もプールで年配の女性に話しかけられました。
「水中ダンベルを使ってエクスサイズをしてから泳ぐといいわよ〜」と言われ
「はぁ。そうなんですか・・・」と返答して、彼女からダンベルを受け取りエクスサイズをしました。
彼女はわたしにいろいろと話しかけてくれるのですが
わたしは「ア〜ハァ〜、ア〜ハァ〜・・・」「そうですね」「あ〜、そうなんですか」くらいしか言えず。。。

「あなたどこから来てるの?」  
「日本です」
「あらそうなの、あなた日本人なの。こっちに来て何年なの?」
「11・・・ヶ月・・・です」  (ここで10年1ヶ月サバよんでどーする!)
「そうなの。あなた英語上手ね。(となりのレーンで泳いでる東洋人男性を指差して)彼も日本人なんだって。
  でもね、彼は英語がぜんぜん話せないのよ」
「そうですか・・・」

ここで会話は終わりました。


NYに来て2年経った頃、バイト先で知り合ったゆーこさんという同じ年、同じ名前の女性がいました。
彼女はとても英語が上手だったので
「どうしたらそんなに英語が上手に話せるようになるの?」と聞いたところ

「日常生活においてすべてを英語で話すこと。『今日はいい天気だなぁ』『暑い!』『寒い』
 『このお花可愛いな』『痛い!」『すごく美味しい!』ほんの小さなことでもなんでもいいの。
 独り言でもいいからとにかく英語で話すこと。そうすれば英語が話せるようになるから」

と教えてもらえいました。
それからは1人で家にいる時の独り言は英語を使うように意識するようになりました。

彼と一緒に住むようになって8年。
お互いの共通語は英語なので日本人と接っしなかった日は100%英語で過ごすようになりましたが
彼はモスクワ出身なのでネイティブスピーカーではありません。
ロシア人特有のズーズー弁っぽいロシアン訛りはないけれど、ブロークンイングリッシュなことが多く、
わたしも口から次々に英単語はでてくるけれどかなりのブロークンです。
彼と話すのはいいけれど、外へ一歩出るとどうしてもダメですね。
人に何かを伝えようと思う気持ちよりも先に、(きちんとした英語じゃないから恥ずかしい)という
気持ちになってしまいます。
恥ずかしがらずに間違ってもいいからどんどん前へ出てけばいいんですけどね。。。。。

道を聞かれたり、何かの問いかけに答えることはできても
なにげない日常会話の英語って難しいと感じる今日この頃です。
しかしなぁ〜、11年住んでてこれじゃぁ情けないなぁ。。。。。